3月で確定申告が終わったのも束の間、5月6月は固定資産税・自動車税・住民税の納付書が届くシーズンですね。納付書だけは、間違いなく届きます(笑)
コロナの感染症分類が5類に変更になったとしても、各事業者の経済状況が一気によくなるわけでもありません。まだまだ苦しい状況のかたも大勢いらっしゃることかと考えています。
そのような状況の中で納税が難しいというかたも多いことでしょう。
その場合に絶対してはいけないことが、滞納です。
納税が難しいなら、早い目に各役所に相談に行ってください。そして、分割の相談をしてください。分割納付をしても延滞税等は支払わないといけなくなりますが、相談もしないで支払わないといけなくなる延滞税等よりも安くなります。
なぜならば、各役所の担当者も納税がない場合に、どのような状況で納税できないかがわからないからです。悪質な滞納者か本当にお金がなくて納税できないのかが分からないのです。
相談しにいき、納税意志があることを示し、分割でなら払えるとのことを伝えれば,無下に扱われることはありません。手遅れになる前に、必ず相談しに行きましょう。
納税は、期限までに必ずしましょう!!
いよいよインボイス制度が始まるまで約半年となりました。
①インボイス登録番号の申請
②売上仕入外注費の請求書に登録番号の記載を含めた適格請求書の作成と確認
③現金で支払った領収書が適格請求書の要件を満たしているか
これらの確認と保存が必須になります。(請求書や領収書などは今までも必ず保存はしておかないといけなかったのですが)
不動産賃貸業を営んでいるかたもインボイスの登録が必要になることもあります。
①テナントビルの所有者
②駐車場、太陽光発電収入がある事業者
などの課税収入がある事業者は、インボイスの登録が必要になることもあります。
まだインボイス制度がスタートするまで半年ありますが、顧問税理士と対策を相談されることが必要となるかと考えます。
個人事業主の方・個人で家賃収入がある方その他確定申告をされた方、とりあえず申告が終わってほっとしているところでしょう。そして、来年こそは早く仕上げようと考えているかたも多いでしょう。
確定申告が終わったということは、ほぼ3か月が今年も経過したということです。
これを早急にまとめていかないといけません。
事務作業というのは単純で面倒くさいものです。日々1週間毎でも少しづつ整理していくと後が非常に楽です。大変な思いをしたと思う方は、今から来年の確定申告の準備をするようにしていけば、今年の申告は楽になった、と思えるはずです。
まだ先のことと考えていると来年も同じことになります。確定申告のまとめをしている間は、仕事もてにつかないでしょう。その時間がもったいないです。
今思いついたことは実践し、本業に専念できるようコツコツ細かいことをしていくことが大切と私は考えます。
あるいは、税理士に依頼するのも一つです。
今後のことを考える時間を作ってみてはいかがでしょうか?
先日から副業に対する税金が上がる?かもとの話が出てきています。これは、副業に対する収入が事業所得か雑所得として申告するか?どちらで申告することになるのかということが問題になってきます。ここで、事業所得と雑所得の違いについて大きく関わることをお伝えします。
事業所得だと、青色申告ができます。そうすると、赤字を給料や不動産の利益と相殺できる・青色申告特別控除が使える・消耗品(パソコンなど)を購入した場合、30万円未満だと一括経費として計上できる(雑所得だと10万円未満しか一括経費として計上できません。)などがあります。
雑所得だとこれらの特典が一切使えません。
ここで、事業所得として申告できるかの要件についてみていきます。
まず、社会通念上事業と認められること。取引を記録した帳簿書類を保存していること(この場合も社会通念上事業といえる程度である前提です。)
この要件を満たすかどうかは収入金額が概ね300万円以下の場合に検討されます。
また、以下の場合には個別に判断されることとなりました。
①例年(概ね3年以上)主たる収入(給料や不動産収入など)の10%未満の副業収入だと副業収入が僅少と認められる。→この場合には、雑所得と考えられる
②その所得が例年(概ね3年以上)赤字でその赤字を解消する努力をしていない場合
→収入が3年間ほぼ変動なしで赤字だと雑所得と考えられる
とのことが、令和4年の申告からの改正事項となります。この文章だけでは判断は難しいです。
ただ、一つ大きく変わったことは今後副業の申告は厳しくチェックされるのではないかということです。一人で考えずに顧問税理士、顧問税理士がいない方は顧問になってくれる方を探して相談したほうが賢明かと考えます。
今年も10月に入り残すところ後3か月となりました。10月になると、生命保険料控除証明書などが届きます。そうすると会社員の方であれば年末調整の時期が近づいてきます。
これらの書類は会社員の方だけではなく、自営業者にも関わってきます。そうです。耳が痛いかもしれませんが確定申告の時期が近づいてきているのです。
今のうちに今年の収入がいくらで経費がいくらくらいで利益がいくらくらいなのかをおおよそでも計算しておいたほうがいいでしょう。今年のうちなら対策も検討できますので。こういった事前準備をしないと申告時期に思った以上に利益がでて多くの税金を払うことになったり、なんでもかんでも経費として無理矢理税金を少なくすることにもなるのです。(これはしてはいけないことです。)
すべてにおいて事前準備が大切なことです。早い目に行動することで心にゆとりもできます。
一人で悩んでいても解決はしません。困っていることがあれば、顧問税理士や最寄りの税理士などに相談してみるのも一つでしょう。