2020.07-30 /未分類修繕費の取扱い

不動産賃貸業を営んでいると修繕費は、必ず必要になります。退去後の修繕費ならともかく、大きなマンションを購入すると大規模修繕や防水工事をしないといけなくなります。その際の修繕費は、非常に大きくなります。

その修繕費を経費とするか資本的支出として減価償却していくかには、一定の基準があります。その基準により修繕費として経費計上できる場合には、どちらで計上するのがいいでしょうか?

それは、その方の置かれている状況により変わります。

今後融資を受けて物件の購入を考えている方を前提とすると、減価償却する方がその方には有利になります。

経費計上をして赤字になったり、利益が大幅に減少してしまうと融資が受けにくくなります。

そのような状況にならないように減価償却資産として計上し、少しでも多くの利益を出して納税する方が目的達成には有利になることもあります。

ただし、ケースバイケースでもありますのでどのような計上をしていくかは、顧問税理士とじっくり話をして検討していくことが大切です。